直乱視 倒乱視 斜乱視

直乱視・倒乱視・斜乱視の違い

乱視は、その種類によって角膜の湾曲の方向が異なります。この湾曲の方向は大きく分けると3種類あり、湾曲の軸が縦方向にあるものが直乱視、横方向にあるものが倒乱視、斜め方向にあるものが斜乱視と呼ばれています。これらの乱視はそれぞれ軸が異なるために、角膜の状態や見え方が異なります。

 

直乱視では、角膜が上下からの圧力を受けて楕円形に湾曲しているのが特徴です。乱視の症状がある人のおよそ9割はこの直乱視であるとされており、乱視のほとんどを占めると言われています。

 

直乱視になると、縦方向に歪んで見えるため、対象物が上下にぶれて見える傾向にあります。見え方としては、上下の物が濃く見え、横の物は幅が広く見えます。たとえば直乱視の人が時計を見た場合、12時や6時は濃く見えますが、3時や9時は横に広がって見えます。

 

直乱視を矯正する場合、問題になるのは縦方向の湾曲ですから、横方向の矯正はあえて施さないことが少なくありません。このことからも、直乱視の矯正はさほど複雑でないことが窺えます。

 

直乱視が縦方向の歪みであるのに対し、横方向の歪みがあるのが倒乱視です。つまり直乱視において縦方向に現れる症状が、倒乱視では横方向に現れると言えます。倒乱視の人が時計を見た場合、3時や9時が濃く見えます。

 

また斜めの方向に歪みがある斜乱視では、上記のような症状が斜めの方向に現れます。これら3種類の乱視のうち、体調不良を引き起こしやすいのは倒乱視で、頭痛や肩凝りなどの症状が現れやすいと言われています。