角膜乱視

角膜乱視とは

乱視には大きく分けて正乱視と不正乱視がありますが、特に正乱視はその中でも細かく症状が分けられています。ここでは、正乱視の一種である角膜乱視について説明していきましょう。

 

角膜乱視とは、読んで字のごとく角膜に原因があるために引き起こされる乱視の種類ですが、ほとんどの場合、角膜が上下に潰れた状態にあります。角膜は本来球体をしていますが、これが何らかの原因で圧迫され、楕円形に潰れた状態になってしまうことがあります。

 

一般的に、視力に問題がない人でも角膜は完全な球体ではなく、多少の歪みがあると言われています。しかし楕円形になるほど歪んでしまうと、物を見る際に支障が生じるなど、視力に影響を及ぼすようになります。

 

角膜乱視の原因には、先天的なものと後天的なものがあります。後天的な原因として多く見られるのは、目を細めて物を見る動作です。物がよく見えない時に目を細めると焦点が合って見えるようになりますが、これを繰り返すことで角膜が圧力を受け、角膜乱視が引き起こされるケースが少なくありません。

 

また先天的な乱視の場合、胎児期や出産時の過程が原因となるケースも見られます。一般的に、胎児は胎内で頭を下にしているため、頭がい骨は上下に圧力を受けています。この時、眼球も上下に圧力を受けて潰れた状態にありますが、出産時に産道を通ることで丸く整えられていきます。

 

しかし、帝王切開で出産する場合には胎児が産道を通ることはなく、そのために眼球が丸く整えられないケースがあります。こうして眼球が湾曲したまま生まれてきた子供は、先天的な角膜乱視を抱えることになります。